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地獄でなぜ悪い(2013)※ネタバレ感想

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地獄でなぜ悪い
(C) 2012「地獄でなぜ悪い」製作委員会
製作年: 2013年
製作国: 日本
日本公開: 2013年9月28日
(新宿バルト9 ほか)
上映時間: 2時間10分
配給: キングレコード /ティ・ジョイ
カラー


★★★★★ 星5つ!
完全ネタバレの感想になってます!又、映画「鎌田行進曲」の結末にも触れています、ご注意を!

地獄でなぜ悪い!
色々な映画やら漫画やらアニメとかの創作物を見ていると、思わず声に出して
言いたくなってしまう言葉ってのが世の中にはたくさんありますがこのタイトルもまさにそうですよね、地獄でなぜ悪い!!
園子温監督の作品は全部見ているわけじゃなく、というかヒミズ、冷たい熱帯魚、みんなエスパーだよ、と少数しか見ていないんですが(愛のむきだしは見よう見ようと思いつつまだ見ていない・・・!)
今作は特報を見た時から興奮しまくったというか、チンコをビンビンヴィンディーゼル(小粋なジョーク)にして楽しみにしてました。
だって園子温!映画!ヤクザ!二階堂ふみ!星野源!國村隼!堤真一!ですよ、これで面白くならない訳がない!地獄でなぜ悪い!!!
とハードルが上がりまくった状態で見たんですがもうその期待をゆうに越えてくれるぐらいめちゃくちゃ面白かったです。
序盤からテンションが高いんですけど途中でブレーキがかかる事なくどんどんめちゃくちゃな事になっていって、最後綺麗に着地するとかではなくスピードあげたまま大事故起こして爆発して終わった様な感じがとにかく最高でしたよ。
長谷川博己達ファックボンバーズと國村隼達ヤクザサイドのストーリーがなかなか合流しなかったのは見てる最中少し気になりましたが、もう最後のあのメチャクチャな大殺戮お祭り大会を見たらそんなのどうでもよくなりましたね!地獄でなぜ悪い!!!!

とにかく出てくるキャラがどいつもこいつもみんな濃くて頭おかしくて良かったですね、というかまともな登場人物とか誰一人としていなかったですけど。
まずはなんと言っても二階堂ふみ!二階堂ふみですよ。
まぁ~~~なんといってもエロい、エロすぎる、なんなんですかあのフェロモンは、やばすぎるでしょう。
二階堂ふみがエロかわいいっていうのは前から知っていましたけど、今作の二階堂ふみはそのキャラクターから見た目から言動からなにからなにまで魅力的すぎてやばかったです。
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エロいは可愛いはでたまらんですな

なので星野源演じる橋本の気持ちがすごい分かるというか、途中の靴屋のくだりとか完全に精神がシンクロして感情移入しまくりでした。
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ゲロ吐くシーン最高でした、ゲロ吐く映画にハズレなしの法則

長谷川博己演じる平田は「桐嶋、部活やめるってよ」の神木隆之介演じる前田が映画バカを更に拗らせてそのまま大人になってしまった様なキャラで面白かったです。
キャラとしても面白いし、物語的にも映画撮影の依頼が来て時や実はヤクザの抗争だと知った時もあのぶっとんだ思考回路であっという間に処理して次のステップに進んでくれるので、見てる法としてもダラダラせず物語のテンションを高いままキープしてくれるのが最高でした。
今まで鈴木先生や家政婦のミタの役柄のイメージが強かったんですけど、こういうハイテンションな役もいいですねぇ
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ファックボンバ~~ズ~~~♪

平成のブルース・リーこと を演じた坂口拓さんも素晴らしかったです。
彼を中華料理屋でもう一度撮影に誘うシーンとか胸が熱くなりましたね、あのシーンのでんでんのキャラもすごい面白かった。
恥ずかしながらこの映画で坂口拓という俳優の存在を知りましたが(後からあー地獄甲子園の人かー!と気付いた)
俳優業を引退されるみたいですね・・・!残念です。
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トラックスーツめっちゃ似合ってますねー!

とまぁキャラクターの魅力について語りだしたらきりがないくらいとにかくみんな最高でした。


後俺がすごく気に入った所はなんといってもラストシーンがものすごい好みだったんですよ。
この映画終盤のかちこみシーンに突入してからというもの、テンションの高さが異次元に突破したような感じになって
頭に刀がぶっささってるのに生きてたり刀一振りしただけで何人もの首がポポポーンとふっとんだり
数え上げるとキリがないくらいもうとにかくカオスとしか言いようのない展開になって登場人物も次々とギャグの様に死んでいくんですが
俺はそれ見てる内に、あーこの映画蒲田行進曲エンドで終わってくれないかなーと思いながら見てたんですよ。

蒲田行進曲のエインディングを簡単に解説するとラストそれまでの登場人物達がでてきて手を振りカーテンコールで終わるというもの、一応動画貼っておきます。

2:20秒過ぎあたりで監督の「オッケイ!」という声が入りカーテンコールです

地獄でなぜ悪いの終盤のあの虚と現実が入り乱れたような展開にはあの終わり方がピッタリだろうと思いながら見てまして。
そう思いながら見てたらラスト一人だけ生き残り走る平田のシーンと共に平田が制作した映画「地獄でなぜ悪い」を
上映してスタンディングオベーションで喝采を受けなぜか死んだはずの各キャラ達がそれに答えてるシーンが
映るんですよ(ここのシーン、首が吹っ飛んだり腕が切り落とされたりした各キャラがその部分に包帯を巻いてるだけでケロッとしてるのが最高におもしろかった)
これはマジで蒲田行進曲エンドきた!!!!!!と喜んでいるとまたシーンが戻って走っている平田になるんですよ。
ここであれーさっきの映像はあくまで平田の頭の中の妄想だったのかな?とちょっとしょんぼりしてると最後の最後恐らく園子温監督の「カット!」の声がかかってスタッフみたいな人が平田こと長谷川博己さんが足を止めてカメラの前をスタッフとかが見切れたりして画面暗転、そしてそこでこの映画の主題歌星野源さんの「地獄でなぜ悪い」のあの印象的なイントロが流れてそのままエンドロールですよ!
五百億点ですよ!!!!

MVを貼っておきます、超超超名曲ですよ!!!必聴!!!イントロがまたいいんですよねぇ~♪テッテッテ~

一回やっぱ劇中劇ではなかったのかなーと思わせといて最後はカットで占めるとかもうアガりまくりですよぉ~最高ですよぉ~
あとキャラクターほとんどみんな凄惨な最期をとげるわけなんですが、ほとんどのキャラクターがみんな死ぬ直前最高に幸せな状態というか、絶頂を迎えたところでスポーンと死ぬんですよね、だから全然悲惨な感じかしないというかその爽快さみたいなのも最高でした。

本当とにかく全体的に話もキャラもみんな頭おかしくて最高なんですけど、この映画はそれだけじゃなくとにかく映画って最高だ!っていう映画愛にあふれまくってる作品なんですよ、なので同時に感動も味わえるという本当に最高の映画でした、今のところ個人的には今年の邦画NO1です!


冷たい熱帯魚 [Blu-ray]
初めて見た園子温作品、面白かったなぁ
これ以降でんでんの見る目が変わった


地獄でなぜ悪い【初回限定盤】
星野源さんが歌う主題歌、超名曲


二階堂ふみフォトブック 進級できるかな。
な、なんだよこれ・・・!欲しいじゃねぇかよ・・・!!えらいこっちゃあ・・・!!戦争じゃあ・・・・!


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許されざる者(2013)※ネタバレあり

アカデミー賞4冠に輝いた
クリントイーストウッド不朽の名作を
日本スタッフ・キャスト陣がリメイク!

許されざる者


監督:李相日
出演者: 渡辺謙
    柄本明
    柳楽優弥
    佐藤浩市
配給:ワーナー・ブラザース映画




ストーリー
1880年、開拓が進む江戸幕府崩壊後の北海道。
人里離れた土地で子どもたちとひっそりと暮らす
釜田十兵衛(渡辺謙)だが、
その正体は徳川幕府の命を受けて志士たちを惨殺して回った刺客であった。
幕末の京都で人斬りとして名をとどろかせるも、
幕府崩壊を機に各地を転々と流れ歩くようになり、
五稜郭を舞台にした箱館戦争終結を境に新政府の追手をかわして失踪。
それから10年あまり、十兵衛に刀を捨てさせる決意をさせた妻には先立たれ、
経済的に困窮する日々を送っていた。
そこから抜け出そうと、再び刀を手にする彼だが……。
(シネマトゥデイ参照)


ここから先はネタバレ要素を含んでいます。
文中は役名でなく役者名で書きます。

予告編見たときに「許されざる者」って
タイトル見た瞬間「まさか…」だったけど、
日本でリメイクされるとは…。

オリジナル版が西部の開拓時代を舞台として、
日本版は蝦夷地(北海道)の開拓時代が舞台。

内容は、セリフ回しとストーリ展開が一緒。
舞台が日本であること、
人物の出会い方が多少異なるということ、
銃が刀になったということ
(これは主人公の渡辺謙のみに当てはまる。
一応賞金稼ぎに来る国村準も当てはまる)、
あと北海道の開拓時代だから先住民のアイヌについても描かれています。

そもそもこの話の発端は女郎をズタズタに切り込んだ
開拓民二人組に対して、
大きな罰をあたえない警察署長(佐藤浩一)らに
反感を抱いた女郎たちが自分たちの身銭を出し合って
開拓民二人組に賞金を懸けたのが始まり…
なんだけど終着点が見えなくなってきて、
もう中盤くらいから皆「俺たち何しにきたんだろう」って
感じが結構でてる、それぞれ心の闇を抱えてるから尚更。
女郎にしてもその場の沸点みたいな勢いで
行動してしまった後悔みたいな雰囲気がジワジワ出ていた。

またオリジナル版ではジーンハックマンが演じた
独裁的保安官を佐藤浩一が演じているが、
二人ともそこまで悪い奴に見えないというか、
オリジナル版でジーンハックマンが
自分で自分の住む家を建ててるっていう…
それ見て逆に愛着湧いてきて
その面影に佐藤浩一照らし合わせたら、
こっちの方が悪そうだけど
「どうせ家つくってるんでしょ?」って思ってしまう。
本編では家のシーンは全部撮ったけどカットしたとのこと。



北海道の自然は雄大で凄かったです、
機会があれば一度行ってみたい
結果的にオリジナル版との比較みたいになってしまいましたが、
比較する必要はなくオリジナル未見の人は見ると
比べてしまうから見ない方がいいかも。

それに渡辺謙を筆頭に役者の演技は凄まじい…
佐藤浩一と共演が初めてっていうのがビックリ。
気になる方はぜひ劇場で!



※映画見てたら、体調が悪くなってスクリーン見たら渡辺謙も体調悪くなってて変なシンクロニシティを感じた。
共同ブログほぼ放置状態だったんで10カ月ぶり位に書いたけど文章って難しい…。





ONE PIECE FILM Z(ネタバレ感想)

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ONE PIECE FILM Z">ONE PIECE FILM Z
(C) 尾田栄一郎 / 2012「ワンピース」製作委員会
製作年: 2012年
製作国: 日本
日本公開: 2012年12月15日
上映時間: 1時間40分
配給: 東映
カラー




★★★★★ 星5つ!

完全にネタバレの感想になってます!まだ見てない方はご注意!

お久しぶりです、俺です。
原作者の尾田栄一郎氏が前作の「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」に引き続き製作に関わった約3年ぶりのワンピース映画!(一応その間にトリコと同時上映の3D作品とかあったりしますが)
俺はストロングワールドは作画の良さと後あの非常にライトな昔ながらのアニメ映画っぽいノリが大好きな作品でした、なんというか分かりやすく言うとドラゴンボールの映画を見たときと同じような感じが味わえる感じが。
いやーでも今作は自分の中では正直そこまで期待値が高くなかったんですよ、というのも脚本が鈴木おさむ氏というのを最初に知った時に氏が前に同じように脚本を務めた「ハンサム☆スーツ」を思い出してしまいましてね・・・!えー大丈夫なのー?とか思ったんですが、そんなこと考えて申し訳ありませんでした!!チョー面白かったです!チョーイイネ!!サイコー!!長峯達也監督、鈴木おさむさん、全てのスタッフの方、ありがとうございました!くそお世話になりました!!

とにかく感想を言うとですね、今作の敵キャラクターであるZZ先生がかっこいい!これに尽きます。
いや本当にZ先生がかっこよくでですね・・・Z先生がかっこよかったんですよ・・・!例えるならばZ先生がかっこよかったんですよねぇ・・・!
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(C) 尾田栄一郎 / 2012「ワンピース」製作委員会
かっこいいでおなじみのZ先生

最初っから最後までもうこのZ先生がかっこよかったです!
Z先生が「海導」という歌を口ずさみながら出撃して海軍を蹴散らすOPから始まり、そのままの勢いでZ先生VS黄猿に突入するのですが、もうこの時点でアゲポヨーーーーーー!!!!!!!となりました。
この間のライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフルのシネマハスラーの「007スカイフォール」評の言葉を借りるならばもうこの時点で五億点ですよ、イックゥーーーーーー!!!!ですよ。
特に黄猿と言えばピカピカの能力の使い手なんですが、この能力が今作の超作画でグリングリン動いてる所を見れるっていうのがもうそれだけでたまんないもんがありますよね、またそれに対してZ先生のアクションも右手のバトルスマッシャーを使った無骨な感じの戦い方がかっこいいんすよねぇ・・・!あそこは何度でも見直したいぐらい素晴らしかった。
Z先生関連のシーンは過去の回想やルフィとの戦いまで最初っから最後までかっこよかったですね、また大塚芳忠さんの声が渋くていんすよねぇ・・・はぁ・・・Z先生・・・。
で、この映画見ててもうすっかりZ先生というキャラクターに散々惚れ込んでたわけなんですけど・・・・その状態で一番最後の少年時代のヒーローの扮装をしたZ先生がいじめっ子を退治して「俺の名は、正義のヒーロー・・・ゼーーーーーット!!!!」と叫ぶ→画面いっぱいにデカデカと「Z」の文字→エンドロールという流れを見せられてもう涙腺爆発ですよ!!五十億点ですよ、エクスタシーですよ!

Z先生以外の点だと青キジもよかったですね、非常においしい立ち位置というか、途中青キジが「海導」を歌うシーンやその後の「俺ぁこの歌嫌いでしたよ」のセリフとかすごくマネしたくなるセリフで見終わった後ちょっと練習してしまいました、俺ぁこの歌嫌いでしたよ。


海導貼っておきますね。俺ぁこの歌好きですよ。

どちらかと言うとZ先生の動きが主軸でそれに麦わら海賊団が首をつっこむというような作りになっているので麦わらサイドはルフィ以外はちょっと印象に残りにくかったかなぁと思いましたが、ナミのロリ姿とか超ロリロリでギザアザトスと思いながらもかわいかったですね、ちゃんと各メンバーの見せ場もあってゾロとサンジの後半のアクションシーンもかっこよかったです。
ルフィとZ先生の最後の戦いもルフィが大技でドカーンと倒すんじゃなくどちらも気が済むという決着の付け方は個人的にはとても良かったと思いました。
見終わった後に千巻に書いてあった最後にZ先生が一度外れたサングラスをかけ直す意味とかも読んでまた更に感動しましたなぁ・・・最後の最後でゼファーは子供の頃夢見たヒーローZの気持ちを取り戻したのかなぁ、とか考えてしまいましたな、Z先生・・・・ハァ・・・・。

というわけでZ先生がとにかく最高な本作、超絶面白かったです!


ワンピースフィルム ストロングワールド Blu-ray 10th Anniversary LIMITED EDITION 【完全初回限定生産】
これも面白かったすなぁ


<期間限定プライスオフ>ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 [Blu-ray]
細田守監督のワンピース映画、絵とか超かっこよくて好きでした。
ただ若干ストーリーとかがワンピースという作品の映画として考えるとちょっとそれはどうだろうなーと思うシーンがあったりなかったり、でも好きな映画です。


ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜 [Blu-ray]
超泣いた、サンジが自分にくっついたアフロを取ろうとするシーンが好き。


<期間限定プライスオフ>ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険 [Blu-ray]
これも結構好きです

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

その夜の侍 ※ネタバレあり

「他愛のない話がしたいだけなんだ…」
ただの復讐劇ではない濃密な人間ドラマが凄まじい。


監督/脚本/原作 赤堀雅秋
キャスト 堺雅人
     山田孝之
     綾野剛
     新井浩文
     田口トモロヲ
製作年 2012
上映時間 119分



予告編




ここから先はネタバレ要素を含んでいます。
注意して閲覧してください



ストーリー
東京のはずれで小さな鉄工所を営む中村健一(堺雅人)は、5年前、トラック運転手に最愛の妻久子(坂井真紀)をひき逃げされた。死んだ妻の思い出から抜け出せず、留守番電話に遺された妻の声を延々再生しながら糖尿病気味にも関わらず甘いプリンを食べ続けている。喪失感を抱え絶望的な毎日を過ごす中村に、従業員の久保(高橋努)や佐藤(でんでん)たちは、腫れ物に触るように接するしかない。久子の兄で中学校教員の青木(新井浩文)は、中村を早く立ち直らせようと、同僚の川村(山田キヌヲ)と見合いをさせるが、中村は「僕なんかあなたにふさわしくない」と新しい人生に向かうことを拒絶する。一方、久子をひき逃げした犯人、木島宏(山田孝之)は、2年間の服役後、ひき逃げトラックに同乗していた腐れ縁の友人小林(綾野剛)の家に転がり込んでいる。そんな木島のもとに、1ヶ月前から「お前を殺して俺も死ぬ。決行まで後○日」という無記名の脅迫状が連日執拗に送られてきていた。決行日は木島が中村の妻を轢いた日で、もう数日後に迫っている。木島から脅迫状のことを知らされた青木は、脅迫状を送っているのは中村と察し、復讐の決行をやめさせようとするが、中村を前にすると何も言えなくなってしまう。そんな中、中村は鉄工所の仕事の合間、包丁をしのばせた袋を手に毎日のように木島をストーキングし続けていた。決行前夜。ラブホテルでホテトル嬢のミカ(安藤サクラ)と過ごし、虚しさをさらに募らせる中村。一方、木島は復讐を思い留めさせられない青木に腹を立て、生き埋めにすると脅すのだった。そして決行日の夜。台風の激しい雨が町を覆っている。歩き回ったあげく、人気の無いグラウンドまでやってきた木島は、闇の中、後を追いかけてきた中村と遂に対峙する…。



カメレオン俳優、堺雅人が見せた雨の中の狂喜乱舞。
堺雅人の安定的な演技もさることながら、山田孝之のクズ人間ぶりも凄い。それと同じく周りの共演者の演技も素晴らしくハイレベルな作品に仕上がっている。
その他の共演者それぞれに見せ場があり、みんな鬼気迫る演技で見ている側も入り込んでしまう。

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[c]2012「その夜の侍」製作委員会

妻を殺されて5年が経過してもまだ妻を忘れることができない状況が続いていく、犯人(山田孝之)に復讐すべく山田孝之の行動をストーカーのごとく備考する姿はとても不器用だが、がむしゃらな感じが伝わる。
そして山田孝之が結構なくらいのクズ人間。職業はタクシー運転手の研修中だが、そのシーンは一切ない。むしろ友達の家に居座るニートだ。人を殺したことを武勇伝にするくらい頭が悪い。思ったことをそのまま行動に移すタイプ。ただ、暴力などしてもフィニッシュまでいかないので、頭の悪さも相まってかそれほどムカつくやつに思えなかった。
それと新井浩文の静かな演技の中での姉を殺された感情の沸点の上がり方が良い。

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[c]2012「その夜の侍」製作委員会

何といっても見どころはラストの雨でのシーンだ、この二人が最後の最後に絡むのだが、一言目が「こんばんは」…自分を殺そうとする人間に話す言葉としてはかなり凄いと思う。そしてその男を殺そうとする人間も「こんばんは」と返す。このシーンはぜひ劇場で見てほしい。もう今年見た映画の中でもかなり印象に残るシーンだ。台風の影響下での雨の中、本能で争う二人のぶつかりあいは涙をさそう。結局何も変わっちゃいないかもしれない、でも何かを変えなきゃいけない。きっと主人公は心の中で犯人を許しているのかもしれないが、その「きっかけ」としてあの行動を起こしたのではないかと…そして、その後の本当のラストシーンでのあの行動は亡き妻との決別へ向けたモヤモヤの中での唐突な行動なのではないだろうか。

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[c]2012「その夜の侍」製作委員会

最後に、この作品はとても素晴らしいのに上映館数が少ないのがもったいないが順次公開館数を増やしてもらいたい。

毎回長文すぎるので今回は短めな文書にしてみました。




テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

アルゴ ※ネタバレあり

三谷幸喜の題材みたいな作品は18年間最高機密情報とされていた実話!
ベン・アフレックの監督としての才能を目撃せよ!




監督:ベン・アフレック
脚本:クリス・テリオ
原作:アントニオ・J・メンデス
   ジョシュア・バーマン
製作:ジョージ・クルーニー
   グラント・ヘスロヴ
   ベン・アフレック
出演者:ベン・アフレック
    ブライアン・クランストン
    クレア・デュヴァル
    ジョン・グッドマン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
配給:ワーナー・ブラザーズ
上映時間:120分


予告編



ストーリー
イラン革命真っ最中の1979年。イスラム過激派グループがテヘランのアメリカ大使館を占拠し、52人のアメリカ人外交官が人質に取られた。だが占拠される直前、6人のアメリカ人外交官は大使館から脱出し、カナダ大使公邸に匿われる。CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は6人をイランから救出するため、『アルゴ』という架空のSF映画をでっち上げて6人をそのロケハンのスタッフに身分偽変させるという作戦をたてる。



ここから先はネタバレ要素を含んでいますので注意してください。
また、この年代の中東や政治に関しては無知ですので、映画の感想を主にて書きますが、間違った知識もあるかもしれませんのであしからず。



まず、この作品は題材が面白い。大使館から運良く逃れた6人をカナダ大使公邸がかくまうが、その救出としてベン・アフレック演じる主人公メンデスが映画製作のフリをして救出する。こんな事が本当にあったのかと疑いたくなるほど。これだけでもう「見たい!」と思った。監督もベン・アフレック自身が努めるが、前作「タウン」はもとより監督としても非常にすばらしい、昔にラジー賞を総なめにした「ジッリ」とはなんだったのか…。

こういう昔を題材にした緊迫した内容はきれいなフィルムで映し出すよりも当時の様な淡い色合いで尚かつドキュメンタリーを見ているようなドキュドラマ形式が(そこまでドキュドラマではない)仕上がりをさらに良くしている。

話は作品に戻るが、まずアメリカ大使館が占拠された際に運良く逃げた6人がカナダ大使公邸にかくまってもらうのだが、この6人がそれほどやばそうに見えないし、結構良い生活をしていて正直「助けなくて良いんじゃね?」とまで思ってしまった…。とは言っても彼らもこの生活に対してかなりのストレスを抱えているし、カナダ大使公邸が「客人」として最高のもてなしをしていると思えば「料理」や「酒」に対しては、まぁ許せるのかもしれない。(カナダ大使は表向きは客人という事になっている)

アルゴ1
(c)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

ほぼ、全編が緊迫しているので見ている方としてはもう瞬きすら許されないくらいの精神状態だった。ただ、偽映画「アルゴ」の記者発表のシーンについては気を緩めて見れた唯一の和やかなシーンだったし、映画プロデューサー役のアラン・アーキンの言うセリフがジョークを交えたセリフが多いのでこれも本編の緊迫したシーンに対してバランスを保つ意味でも最高だった。

アルゴ2
(c)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

主役のベンアフレックだが、この作戦を人質に知らせるシーンで全員の信頼を得られないのだが、確かに人質救出のスペシャリストとしては頼りない演技なのだが、自信満々なやつが「俺に任せとけ!」ってよりは、失敗すれば自分自身の命も危ないというあの冷静な姿は、もの凄く「がんばれ!」と応援したくなった。
一度はアメリカ政府から作戦中止が言い渡されるが、主人公の独断で決行された時はもう俺が精神的にやばかったです。さらに言うと主人公がイランに入った時からやばかったのかも、もう劇場から逃げたい位の緊迫の連続で、主人公が人質6人を連れ、映画スタッフのフリをしながら車に乗り込みロケハンの現場へと向かう所で、デモの集団を車で突っ切るシーンは見てるこっちが人質じゃないかと息をすることすら忘れてしまう超緊張シーン!この緊張感を観客は保ったままラストの空港脱出シーンへと向かうが、これも同じく超緊迫シーンで、それも運悪くピンチの連続。ただこれは映画の演出としての要素が強い。

もう自分の文章力でこの映画を伝えるのは限界があるのでぜひ劇場で見てほしい!

和むシーンをもう一つ…イラン政府の兵士に絵コンテを渡すシーンがあるが、兵士が嬉しそうな顔をする、兵士も一人の人間なんだと思う良いシーンだった。


自分は中東問題にまったく知識がないがスピルバーグ監督がミュンヘンオリンピック事件の悲劇を描いた「ミュンヘン」も好きだった(世界中で色々あった作品みたいだが)これを見て、関連書籍も読んだし、パレスチナとイスラエルの問題についても断片的だが分かった。何しろ今ほど有名でなかったダニエル・クレイグがめちゃくちゃカッコ良かった。そんな事もあるので、自分が何も知識がない事を題材にした作品でもその後興味をもって勉強したりする事があり得るので気になった作品は見てみようと思う。

「アルゴ」気になった方はぜひ劇場で!





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サミュエルSジャクソン

Author:サミュエルSジャクソン
「メカひろ」「佐野タカユキ」「さいしん」の野郎三人による共同ブログ!映画の感想や日々の日記などを掲載!

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